サイボウズのクラウド製品がLGWANに対応

~市川市の効率的な行政運営と住民サービスの向上をkintoneで支援~

2019.07.16
サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社(以下、サイボウズ)は、株式会社両備システムズ(以下、両備システムズ)と協業し、自治体専用閉域ネットワークLGWANと業務クラウドプラットフォーム「kintone(キントーン)」をセキュアに繋げる「R-Cloud Proxy for kintone」を両備システムズからリリースすることで、kintoneのLGWAN対応を実現することを発表いたします。
あわせて、サイボウズは2019年7月16日、kintone等を活用した住民サービス向上、全庁的な業務改善を目的に、市川市と連携協定を締結したことを発表いたします。


締結式の様子.JPG

市川市とサイボウズの締結式の様子
(左:市川市長 村越祐民氏、右:サイボウズ代表取締役社長 青野慶久)

LGWAN対応の背景

自治体では、紙や表計算ソフトを使用するなど、手作業で行うバックオフィス業務が多い中、少子高齢化の進展や自然災害の対応などにより、さらに業務は増加し続けています。
紙・表計算ソフト中心の業務は庁内の生産性向上を阻害するだけでなく、住民にとっても各種手続きのために来庁が必要となり、日本における行政サービスの利便性が低い原因となっています。
より業務を効率化させるためにもクラウドサービスの導入需要は高まっていますが、個人情報を取り扱う業務などにおいては閉域環境であるLGWANへの接続が求められるケースが多く、対応できるサービスが限られているのが現状です。
こうした官公庁のニーズに応え、国内初のサービスとして、職員が通常業務で利用しているLGWAN接続端末からkintoneを利用できる「R-Cloud Proxy for kintone」を両備システムズからリリースします。kintoneとLGWANを閉域で繋ぐことで、住民の個人情報もインターネットから分離された環境で安全に取り扱えるようになります。


キントーンとLGWANの連携によりラインやウェブフォームで住民票が発行できる様子
自治体の業務改革に選ばれているkintone:市川市など自治体事例紹介・製品紹介は こちら をご覧ください。

住民サービスの改善基盤としてのkintone活用

市川市では、コミュニケーションアプリ「LINE」から住民票の写し等のオンライン申請ができ、住民がLINEで請求した内容を市川市職員がkintone上で受理する実証実験を実施しました。この実証実験では、申請された住民票の写しは申請者の自宅へ郵送され、住民は一度も市役所へ行くことなく住民票の写しを入手することができます。
市川市では、汎用性の高いオンライン申請サービスの導入について検討しており、LINEやWebフォームなどと連携できるkintoneの利点を活かして、市川市民がPCやスマートフォンといったモバイルデバイスから、幅広い行政サービスの申請ができるよう取り組んでいく予定です。さらにセキュアな環境で住民が申請できるよう「R-Cloud Proxy for kintone」の導入を予定しています。
サイボウズ株式会社では、市川市と連携協定を締結し、これらの取り組みを支援いたします。

kintoneとは

製品サイト:https://kintone.cybozu.co.jp/
サイボウズ株式会社が提供する、業務アプリ開発プラットフォームです。事業の進捗を可視化するプロジェクト管理、空き家やふるさと納税返礼品等のデータベース、地域包括ケアシステムにおける関係機関との情報共有、職員向けのアンケート、避難所との情報共有等の災害対策など、お客様の用途に合わせた業務アプリの作成が可能です。アプリケーションはノンプログラミングで開発できます。また、SNSや外部サービスと連携することで行政サービスの利便性向上を図ることも可能です。さらに、庁内SNSのようなコミュニケーション機能を活用することでスピーディな情報共有が可能になり、業務効率化を実現します。


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