米国市場へ向けた投資形態変更に関する検討開始について

2018.11.13
サイボウズ株式会社

当社は、米国市場への投資形態を、現在の現地法人(100%子会社)から現地支店に変更することについて、検討を開始いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.背景

当社はクラウド事業の更なる拡大のため、グローバル市場への投資を実施しております。米国市場においては、当社の100%出資のもと、2011年に米国現地法人を設立し、現地での販売拡大に取り組んでまいりました。
今後も米国市場での展開を更に推し進める事業戦略に変更はありませんが、現在収益化にはある程度の期間が必要との判断に至っております。これを踏まえ、グループ全体の投資効率を検討した結果、日本の本社と所得を相殺できる現地支店という形態である方が、短期でのキャッシュメリットがあると考え、今回検討を開始いたしました。

2.検討の内容

当社が100%出資している特定子会社のkintone Corporation(アメリカ カリフォルニア州、President 山田理)に対して、これまで累計で約18億円の投資を行ってまいりましたが、現地法人という現在の形態を一旦閉鎖し、現地支店という形態で新規開設することについて、検討を開始いたします。
現地支店となった場合、サイボウズ単体に損益通算されることになります。具体的には、支店化後に米国現地で赤字が生じた場合、連結業績に与える影響としては、現地法人の場合と比べて税引前当期純利益までには大きな違いは生じませんが、サイボウズ単体と損益通算できることにより支払税金額が縮小し、連結当期純利益を押し上げる効果があります。個別業績に与える影響としては米国現地の損益を個別財務諸表に取り込むことになるため、個別の営業利益および経常利益を減少させますが、支払税金額を縮小させる効果があります。

3.今後の見通し

年内を目途に方向性を決定することを予定しておりますが、現状は検討段階であり、実施の有無も含めて決定した事項ではございません。本件による具体的な影響金額等については現時点では未定です。
進捗がありましたら、改めて適時にお知らせいたします。

以 上

本件に関するお問い合わせ先
サイボウズ株式会社 (コード番号4776 東証第一部) http://cybozu.co.jp/
〒103-6028 東京都中央区日本橋 2-7-1 東京日本橋タワー 27 階
経営戦略本部IR担当
電話番号 03-4306-0808(代表)