当社は、平成29年11月13日に公表した平成29年12月期通期の連結業績予想の修正、および個別業績予想、ならびに次期業績予想について、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.連結業績予想の修正
(1)平成29年12月期 通期連結業績予想数値の修正(平成29年1月1日~平成29年12月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 |
|
---|---|---|---|---|---|
前回発表予想(A) (平成29年11月13日公表) |
百万円 9,350 ~9,450 |
百万円 380 ~610 |
百万円 380 ~610 |
百万円 55 ~230 |
円 銭 1.20 ~5.01 |
今回修正予想(B) | 9,450 ~9,550 |
670 ~860 |
700 ~880 |
280 ~410 |
6.10 ~8.94 |
増減額(B-A) | 100 ~100 |
290 ~250 |
320 ~270 |
225 ~180 |
- |
増減率(%) | 1.1% ~1.1% |
76.3% ~41.0% |
84.2% ~44.3% |
409.1% ~78.3% |
- |
(ご参考)前年同期実績 (平成28年12月期) |
8,039 | 515 | 587 | 305 | 6.67 |
(2)業績予想修正の理由
当期につきましては、黒字を維持する予定であるものの、クラウド事業の環境変化をとらえつつ、状況に応じて機動的に投資していくことを基本方針としております。これにより、当期の見通しが常に変化を続ける状況であることから、最終的な業績見込みを予想することが困難でありますが、当社の現状を適切に表現するため、特定値ではなくレンジ形式で開示することとしております。また、現在は、売上高に加え営業利益についても月次ベースで開示し、リアルタイムに投資状況をお知らせしております。
今回の修正としましては、クラウドサービスの売上がさらに積み上がる可能性があり、売上高は前回発表予想と比べ100百万円増加し、9,450百万円~9,550百万円となる見通しです。費用については、計画されていた施策の実施時期の変更による減少が見込まれております。よって、利益項目については売上高のレンジに比べて増減幅が大きくなっておりますが、前回発表予想に比べてそれぞれ増加の見通しとなっております。
2.個別業績予想
(1) 平成29年12月期 個別業績予想(平成29年1月1日~平成29年12月31日)
平成29年12月期の個別業績の予想値は、開示を省略しておりましたが、今般、前期(平成28年12月期)の実績値と比較して、その差異が適時開示の基準に達する見込みとなり、公表することといたしました。連結業績予想と同様に、投資状況が常に変化を続ける状況であり、最終的な業績見込みを予想することが困難であるため、特定値ではなくレンジ形式で開示いたします。
売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 |
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---|---|---|---|---|
前期実績(A) | 百万円 7,756 |
百万円 401 |
百万円 144 |
円 銭 3.15 |
今回発表予想(B) | 9,270 ~9,370 |
1,100 ~1,290 |
300 ~430 |
6.54 ~9.37 |
増減額(B-A) | 1,514 ~1,614 |
699 ~889 |
156 ~286 |
- |
増減率(%) | 19.5% ~20.8% |
174.3% ~221.7% |
108.3% ~198.6% |
- |
(2)前事業年度実績との差異が生じた理由
売上高については、クラウドサービスの売上が積み上がったこと等により、前期実績と比べ1,514百万円~1,614百万円増加し9,270百万円~9,370百万円となる見通しです。経常利益については、人員増加による人件費増加や、クラウドサービスの売上増加により運用コストの増加等があったものの、それを上回って売上が増加したため、前期実績と比べて699百万円~889百万円増加し、経常利益が1,100百万円~1,290百万円となる見通しです。当期純利益については、連結子会社である Kintone Corporation(米国)株式について、減損処理を行う見通しであり、その場合の関係会社株式評価損を特別損失に織り込んでいるため、経常利益に比べて増加額が少なくなり、156百万円~286百万円増の、300百万円~430百万円となる見通しです。なお、減損処理およびそれによる影響金額については、現時点においては未確定であるため、確定次第、別途、適時に開示いたします。
3.次期業績予想
(1)次期業績予想開示の理由
本日開催の取締役会において、次期業績見通しが決議されましたので、社内と社外の情報格差を早期に解消するため、開示いたします。従来、決算短信の発表と同時に、次期の業績予想も公表しておりましたが、現時点ですでに次期の見通しが確からしいものになりつつあり、その情報をインサイダー情報として長期に保有することは好ましくないと考えました。 今後もより適時な情報開示につとめてまいりたいと思います。
なお、次期につきましても、黒字を維持する予定であるものの、クラウド事業の環境変化をとらえつつ、状況に応じて機動的に投資していくことを基本方針といたします。見通しについても常に変化を続ける状況であることから、平成30年2月13日公表予定の平成29年12月期決算短信も含め、今後も次期業績予想が変更になる可能性があります。
(2)平成30年12月期 連結業績予想(平成30年1月1日~平成30年12月31日)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 |
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---|---|---|---|---|---|
平成30年12月期 (通期) |
百万円 10,800 ~11,300 |
百万円 400 ~700 |
百万円 400 ~700 |
百万円 100 ~400 |
円 銭 2.18 ~8.72 |
(3)次期連結業績の見通し
当社クラウド事業の堅調な売上増加に鑑み、将来の収益力をより一層高めるため、次期においても引き続き積極的な人材採用、広告宣伝投資、および米国市場への投資を実施予定であります。ストックビジネスであるクラウド事業においては、契約社数は20,000社を超え、契約ユーザー数は80万人以上となりました。既存顧客によるユーザー数追加も順調であり、今後もこの傾向で推移すると考えております。これらを背景に、クラウド事業の環境変化をとらえつつ、都度最適な投資判断を行い、実施していく予定です。
このような状況のもと、平成30年12月期の連結売上高はクラウド関連事業の伸長により、10,800百万円~11,300百万円となる見込みです。利益項目につきましては、積極的な投資計画等により、営業利益400百万円~700百万円、経常利益400百万円~700百万円、当期純利益100百万円~400百万円、となる見通しです。
(4)平成30年12月期 個別業績予想(平成30年1月1日~平成30年12月31日)
売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 |
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---|---|---|---|---|
平成30年12月期 (通期) |
百万円 10,400 ~11,000 |
百万円 900 ~1,200 |
百万円 ▲100 ~200 |
円 銭 ▲2.18 ~4.36 |
(5)次期個別業績の見通し
平成30年12月期の個別売上高はクラウド関連事業の伸長により、10,400百万円~11,000百万円となる見込みです。利益項目につきましては、連結の理由と同じく、積極的な投資計画等により、経常利益900百万円~1,200百万円となる見込みです。当期純利益につきましては、連結子会社である Kintone Corporation(米国)株式について、減損処理を行う見通しであり、その場合の関係会社株式評価損を特別損失に織り込んでいるため、▲100百万円~200百万円、となる見通しです。
なお、次期の配当計画につきましては、現時点においては検討中であるため、確定次第、適時に開示いたします。
以 上
- 本件に関するお問い合わせ先
- サイボウズ株式会社 (コード番号4776 東証第一部) http://cybozu.co.jp/
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電話番号 03-4306-0808(代表)