富士通エフサスとサイボウズ、朝日新聞社の販売情報共有システムを刷新
本社・販売所・支援会社をつなぎ、企業間コミュニケーションを活性化
株式会社富士通エフサス(以下、富士通エフサス)とサイボウズ株式会社(以下、サイボウズ)は、株式会社朝日新聞社(以下、朝日新聞社)の本社と新聞販売所、支援会社をつなぐ販売情報共有システム「ASAネットシステム」を刷新いたしました。
本システムは、富士通エフサスが全体のシステム構築を担当。基盤としてサイボウズのクラウドサービス「kintone」を採用し、約5,000ユーザーでご活用いただいております。
企業を跨いだタイムリーな情報共有と手軽なコミュニケーション、また販促品発注や読者問い合わせ共有などの機能により、販促支援プロセスのスピードアップと品質向上を通した業務効率化に貢献しています。
システム刷新背景と概要
2001年から運用を開始したASAネットシステムは、全国の販売局社員の他に、協力紙や新聞販売事業をサポートするグループ会社など多様なユーザーが利用するシステムですが、会社を跨いだ双方向コミュニケーションやモバイル端末からの利用に課題がありました。また、社会状況の変化により共有すべき情報やデータ活用へのニーズが多様化する中で、新しい時代に向けた進化が必要と判断し、システム刷新を決定いたしました。
システム開発にあたっては、上流段階から各業務部門や販売所等を対象にプロトタイプを用いた説明会を実施し、現場の声から課題抽出、システム要件定義を行うことで、より利用部門が使いやすいシステムにするとともに、複数のクラウドサービスを連携させることにより、短納期で柔軟性の高いシステム構築を実現しました。
kintoneを用いた新ASAネットシステムの特長と効果
1、双方向コミュニケーションを実現
本社からの発信だけでなく、新聞販売所やグループ企業からの情報収集や各種申請も電子化。従来FAXやメール、電話で行っていた情報共有をシステム化することにより、タイムリーな双方向コミュニケーションが可能に。
2、検索性の向上により利便性・機能性アップを実現
全機能横断、添付ファイル内情報まで検索可能な全文検索機能や、送信者側で付与したタグに基づいて情報を検索するタグ検索機能により、「すぐに情報が見つかる」「知らせたい情報を見つけてもらいやすくする」検索環境を実現。
3、モバイルの活用によりスピーディーな情報共有が可能に
本社からの重要な通知の確認やアンケートなどへの回答についても、スマートフォンなどのモバイル端末から操作が可能に。またセキュアブラウザを用いることで、各新聞販売所のBYODでのアクセスも、安全。
4、今後の業務変化や追加ニーズに柔軟に応えるシステムを提供
「kintone」特有の高い拡張性を活かし、業務変化に伴うシステム変更や、新たな機能の取込みが容易に行えるアプリケーション基盤を実現。
kintoneとは
サイボウズ株式会社が提供する、業務アプリ開発プラットフォームです。営業の案件管理、お客様からの問い合わせ履歴やクレーム対応の管理、プロジェクトの進捗やタスク管理、従業員の業務日報など、お客様の用途に合わせた業務アプリの作成が可能です。アプリケーションはノンプログラミングで開発できます。また、社内SNSのようなコミュニケーション機能を活用することでスピーディーな情報共有が可能になり、業務効率化を実現します。
関連リンク
・株式会社朝日新聞社
http://www.asahi.com/corporate/
・kintoneについて
https://kintone.cybozu.co.jp/
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